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文学・評論 著者別:日本2
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文学・評論 著者別:日本2
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文学・評論 著者別:日本2
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容疑者Xの献身 (文春文庫)


東野圭吾
¥ 660 通常24時間以内に発送
★★★★

容疑者Xの献身 (文春文庫)
数学にしか興味を持たずそれが全てだった彼が、愛する人の為に犯罪を犯し、自分の人生を捧げた。 『皆に分かってもらう必要はない、自分自身が認めれば良いんだ』という生き方に衝撃を受けた。 地位、名誉など、常に人の目を気にして生きる今の日本社会の中で、そうゆう生き方もあるのかな…、と考えさせられた作品。ミステリー小説を読んだことがなかった自分にはかなり面白かったです。 普通に読んでいたときは面白いなぐらいに思っていましたが、 最後まで読んでみて一気にこの本に対しての印象が変わりました。 旅行の最中、高速バスの中でこの本を読んでいました。 物語のラストの辺りでイシガミに自分を投影してしまい、涙が止まりませんでした。 とにかくラストは著者の書いているときの勢いが伝わってきます。 ですので、ミステリー小説をほとんど読まない人にはかなりオススメかと思います。映画化もされ今や有名になった容疑者Xの献身、しかしそれでは再現しきれないものが、この小説の中にはあると思う。 細やかな描写。登場人物たちの心理展開。 映画を否定する気はないが東野圭吾の作り上げたワールドにひたるためには、小説に触れる他ないと思う...

流星の絆


東野圭吾
¥ 1,785 通常24時間以内に発送
★★★★

流星の絆
ドラマ化されのもうなずけるほどに、いい意味でも悪い意味 でもテレビドラマ的な物語でした。もしかしたらドラマ化を前提 に書かれたのでしょうか? とはいえ、相変わらずさくさくと読めるので、ストレスを感じる ことはありませんでした。しかし、どうしてもドラマ的な「偽善」 を感じてしまいます。別に救いのない暗い話しを読みたいわけで はないのだけれど、それにしてもラストの出来すぎ感はちょっと・・・ 自分としては、養護施設内での苦労話しとか、世間の冷たい仕打ちの 中をどのように逞しく生き抜いていくのか等、もうちょっと掘り下げた 視線で社会の矛盾を抉り出してもらいたかったかな。最近の東野作品 にも言えることですが、ドンデン返しを楽しむだけがミステリーでは ないと思います。自分は東野圭吾がわりと好きで多くの作品をこれまで読んできました。 そして一目みたら忘れられない独特な本のカバー、また「最大の誤算は妹の恋心」というそそってくるセリフ。 ファンにとっては、見逃すことなんてできるはずがありません。 しかし実際読み終わったあとの感想は、なにか少し残念なかんじがしました。 美しい妹にたいしてあんまり惹か...

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))


佐野洋子
¥ 1,470 通常3〜5週間以内に発送
★★★★★

100万回生きたねこ (佐...
この本は、書店には大抵置いてあって人から薦められることも多い本ですが 読んでもまったくピンと来ませんでした・・・。 どこがそんなに良いのか未だによく分かりません。 ちょっと辛口な感想で残念ですが正直な感想す。 寓話というのは、読み手によっていろんなことを感じさせてくれます。この作品は、100万回生き返った猫が、恋をする物語です。死んでも死なない、ある種英雄として猫が描かれています。猫は死ぬたびに、可愛がってくれた人たちが泣いてくれます。猫は一度も泣いたことがありません。そんな猫が初めて恋をします。その時・・・・。この猫は一体誰なのでしょう。泣かなくなった猫。他人の悲しみを感じなくなっていた猫。心の中に住み着いている猫の正体を探している自分に気がつきます。何度繰り返し読んだことか。いまでは表紙を見るだけで泣きたくなるくらい、すばらしい本。一つのメッセージをたったこれだけのページで見事に伝えることに成功している。 私の中ではまさに「完璧な本」になりました。 子供を持つ友人たちに、贈ったり、ススメたりしてきた絵本。 友人たちから個性的な感想がいろいろ返ってくるけれど、 最後のページに言...

三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)


吉川英治
¥ 798 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志〈1〉 (吉川英治歴...
高校生のときに読んで、ハマッた。三国志ものはいろいろ出回っているが、余計な先入観を持たずに済む入門書としては、これが最適だと思う。文章は言うことなし、一応どこにも偏らずに書かれているとも思う。個人的には「この作品の」曹操のファンである。文句なしにカッコいい。 この後に、何だったかもう忘れたが、とんでもない三国志ものに当たってしまい、辟易して以来、他に手を出すのをやめた。やっぱり正統派から入るにこしたことはないと思う。これを読んでざっと人間関係を把握して、それから他の作品を回るのが正解なんじゃないかな。若い頃は、三国志などを読んでもあまり興味が湧かなかったり、 世の中が十分に理解できていなかったこともあり、それほど面白いとも思わず、 1巻の桃園の巻まで読み切ったところで止まっていたが、 大人になって世の中がよく理解できてきた読めば、とても理解できるし面白い。 劉備が世の苦しむ民衆を救わんと、義兄弟の契りを結び、張飛と関羽を従え兵を起こす。 ところが、戦功を上げても愚かな人々の前に地位もろくに与えられず、ただ戦場を放浪するのみで、2巻の初めにやっと平原の相(しょう)という地位を得...

探偵ガリレオ (文春文庫)


東野圭吾
¥ 570 通常24時間以内に発送
★★★★

探偵ガリレオ (文春文庫)
5つの短編から成り立ってます。 全編、事件が科学により解き明かされていくのですが、 トリックが身近ではないので「ふ〜ん」ってな感じで読み進められます。 内容は普通です。面白いのですが、展開が予測できます。 後編の予知夢、ガリレオの苦悩は読むかどうか悩み中・・・200Xとかが好きなら楽しめるんじゃないでしょうか。 まあ、そんな内容です。 帝都大学理工学部物理学科助教授湯川学が難解な怪事件に挑む推理ミステリーだ。常に冷静沈着でどんなことにも動揺しない。「論理的に考えて」を口癖にし、物理、化学の学問要素を活かし解決していく。 科学的にトリックを見破っていくため、じっくりと読まなければ理解できないが、盲点をつくような考えで事件解決の糸口を見つけ出していく小説の手法はやみつきになる。 『容疑者xの献身』が映画化されたのをきっかけに、ガリレオシリーズ3冊を読んでみようと購入しました。 事件の謎をとくにあたり、科学的な面が大きく関わってくるため(だからこそ天才物理学者:湯川が登場するわけですが)、典型的文型な私からすれば全く理解できない言葉も多々出てきますが、それらが理解できなくとも謎解き...

急行「北極号」


クリス・ヴァン・オールズバーグ 村上春樹 ChrisVanAllsburg
¥ 1,575 通常3〜4日以内に発送
★★★★★

急行「北極号」
4歳の娘には少し難しいので、絵を見ながら私が『お話し』するように読み聞かせました。 それが娘のつぼにはまったらしく、何度も『お話し』してくれ、とせがんできました。絵がきれいなのも気に入ったようです。 娘が5歳になってから、クリスマスに家族でこの映画(英語版)を見たのですが、見終わった後、日本語のわからないダディにこの本を見せながら、ストーリーを説明していました。それが私の『お話し』の仕方と同じ!ちょっと笑ってしまいました。 クリスマスに読むにはぴったりのお話だと思います。 個人的には映画のできがすごくよかった、と思うので、映画を見た後原作を読むと、ちょっと期待はずれかもしれません。大人が読んでもワクワクするような本ですね。 「北極号」特急ではなく急行というのも何となくノスタルジック! 子供のころの忘れかけていた感動が甦ります(一瞬ですが) 仕事に疲れた男性の皆さんに読んでもらいたい本ですね。 映画化されている。 私の好きな村上春樹さんが訳している。 と、期待して買ったので、この評価です。 もし私がもっと客観的に評価できたなら、 きっと「とっても素晴らしい絵本です」と書けたと思う。 で...

三国志〈2〉 (吉川英治歴史時代文庫)


吉川英治
¥ 798 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志〈2〉 (吉川英治歴...
董卓が死に、曹操、孫策がどんどん強くなっていきます。 三国時代につながっていく序章というところでしょうか。 読めば読むほど先が読みたくなります。 第2巻は黄巾の乱が治まって、その後に実験を握った董卓が暴政を行い、その董卓と他の豪傑たちが戦うという辺りがが描かれています。メインとなっているのは、董卓の家臣である呂布がとんでもなく強いので、董卓と呂布を仲違いさせるべく、貂蝉という美女が二人に色目を使って騙す物語です。この部分は実話ではなく、貂蝉も実在の人物ではないそうなのですが、三国志のひとつのクライマックスと呼んでも良い盛り上がりを見せています。 この巻では玄徳がいまひとつ目立たないのが玉にきずなのですが、曹操、袁術、呂布といったライバルたちの性格が徐々に明らかになって来ていて、今後に対する興味をつなぎます。 若かりし曹操が力をつけていく様が力強い文体で描かれていく。途中、いなごの大群が出てきたりして、そういう不確定要素が歴史の舞台に登場してくるのが面白い。呂布のクーデターにより董卓の暴政に遂に終止符が討たれ、ようやく平安が戻るかと思いきや、戦乱の相がいよいよ深まっていきます。一...

予知夢 (文春文庫)


東野圭吾
¥ 530 通常24時間以内に発送
★★★★

予知夢 (文春文庫)
科学トリックを最初に考えてそれに話をつけくわえた感じ。トリックもストーリーも面白みはない。よくないミステリー作品の評価に、こういうトリックを考えつきました、というレポートのような作品、というのがあるが、このシリーズの短篇はまさにそれ。肝心の科学トリックも、本当に実現可能なの、というものがいくつもあり小説としての質を落としている。前作『探偵ガリレオ』に引き続き、読んでみました。 前作よりも湯川の関わり方が、単に「物理学者」ではなくより探偵の目線になっているような感じがします。 『容疑者xの献身』がこれの続編になり、三部作それぞれ同じガリレオシリーズでも独立した話になっていますから、どれから読んでも楽しめますが、『探偵ガリレオ』とこれを読み、湯川と同級生刑事・草薙の関係性を十分に知ってからの方が、『容疑者xの献身』をより楽しめると思います。 天才物理学者湯川学が、警視庁捜査第1課草薙俊平から持ち込まれる数々の謎を、 その頭脳で快刀乱麻を断つごとく解決するシリーズ第2弾。 前作と若干趣向が異なるのは、「夢想る(ゆめみる)」や「霊視る(みえる)」のように、 純粋に論理的思考のみで真実を解...

その日のまえに (文春文庫)


重松清
¥ 610 通常24時間以内に発送
★★★★★

その日のまえに (文春文庫)
本書のテーマはというと生と死。 必ず起こりうる大切な人との別れ。 残されていく者の生き方。 もし、自分ならどう考えるのだろう・・・と 考えさせられます。 重苦しいテーマであるけど、読みやすく 根底には優しさが満ちあふれている1冊だと思います。 もし、この本を読んでみたい人は 自宅でゆっくり読んだほうがいいかも。「人の死」に正面から向き合い、関わる人々の心の揺れと心象風景を丁寧に、尊厳と優しさに満ちた視点で描いた珠玉の短編集。 過酷な現実、悲痛な叫び、やり場のない怒りや後悔、罪責感、そして全てを受け入れた後に訪れる穏やかな淋しさ、それらを抱えて「生きる」人々の物語が書き綴られています。 日常意識しなくとも「死」の運命は常に隣にあるもので、それをはっきりと意識させられた人々は、優しさ、謙虚さ、見ているのに触れているのに気づかなかった世界の美しさを感じ取る心の豊かさを、手にいれます。 「死」という体験を通してそれぞれの人々が辿り着いた心境は、苦悩や淋しさを埋め合わせて、それでも余りある幸福だったのでは、と思わされます。 残される人々は、それでも人生は続き、世界も変わらずにあり続けることを...

悪意 (講談社文庫)


東野圭吾
¥ 660 通常24時間以内に発送
★★★★

悪意 (講談社文庫)
がかなり気持ち悪い。そして動機が、おそらく意図的にスッキリしないように描かれてるため私には受け入れられなかった。 本作は、ある人気作家の殺人事件を巡り、 被疑者となった友人と彼を追及する刑事との回顧を交互に配置して、 鮮やかなアリバイ崩しや、それをはるかに上回る事件の背景、 さらにタイトルともなった大小の悪意、 そして、本件の動機ともなった底知れぬ悪意を描き出すものです。 早い段階で犯人は明らかになるものの、 一見単純とも思えた事件の背景と動機とが二転三転していきます。 ちなみに、本件に描かれた細かい設定はすべて意味を持っています。 よもや、本件がこれほどの拡がりを持つとは…。 思わず、真相を追う加賀刑事と同じ感想を抱かされました。 また、真相につき、加賀刑事も思い当たる節のある、 大きな社会問題についての問題提起が織り込まれているのも秀逸だと思います。 決して後味は良くありませんが、一読に値する作品です。手記のみで事件が進んでいき、 しかもその内容が真実とは限らない・・・。 とっても斬新な描き方で東野圭吾すげー! と思わずにはいられませんでした。 どんでん返しも1回のみでは...

秘密 (文春庫)


東野圭吾
¥ 660 通常24時間以内に発送
★★★★★

秘密 (文春庫)
今回はバスの事故で脳死した娘の身体に母親の意識が入ってしまったというシチュエーションです。 人格交換ってまあ使い古された話だけど、それによって変化する夫婦関係とそれでもかわらない部分とで前半は引っ張ります。 ありえない状況下でも日常的に対応してしまっている夫婦の会話がなかなか楽しい。 タイトルの「秘密」の意味は最終章あたりでわかります。 秘密を知ってしまうと、それまでずっと引っ張ってきた親子や夫婦の絆が女性のしたたかな強さに変わる。 良くも悪くもそこがポイントなのかと。 そうすると主人公は踏み台みたいに思えてしまった。 最後まで読んでストーリーを振り返ると、人生をやり直すチャンスを有効にいかして新しく伴侶も得てっていうおいしい人生にも見える。 誰が一番不幸なのでしょうか。結末については賛否両論ありますが、妻と子を持つ身としては、主人公・平介の気持ちが痛いほどわかります。思春期の娘が次第に離れていくところなど、妻・直子の気持ちも離れてしまう事になり、普通の親子以上に辛い事でしょう。 後半は読んでいるうちに本当に胸が痛くなり涙が出ました。家族を大切にしようと本気で反省しました。 最近、家...

三国志〈3〉 (吉川英治歴史時代文庫)


吉川英治
¥ 798 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志〈3〉 (吉川英治歴...
呂布の最期が印象的な第三巻ですが、私は陳宮の健気さが大好きです。 どんな策を献じてもまともに実行してもらえず、すぐに取りやめられたりします。 ふてくされたりもしますが、乞われればなんだかんだで嬉しそうに献策してます。 そして曹操との問答のシーン。 饒舌に堂々としていて、潔く格好いいです。 あの曹操と互角だったです間違いなく。 また、暗愚も暗愚な呂布だけど、陳宮はわりと好きだったんだなぁとなんだかグッときます。 そんなデコボココンビにグッとくる3巻です。 そしてそういう目で読むと、陳登・陳珪親子の小賢しさがこの上ないです。 三国志の中で最強の武将、呂布が死に、矢で射られた片目を食べてしまった夏候惇、敗走する劉備にせめてものもてなしをと妻の肉を出す話など、非常に印象的な場面が多い第3巻です。 第3巻で描かれるのは、董卓や呂布の時代を経て、曹操が都の実権をほぼ掌握した時代です。皇帝をないがしろにする曹操に対して危機感を持つ武将たちが打倒曹操の誓いを立て、玄徳も彼らの仲間となります。ところが、曹操暗殺計画が失敗に終り、玄徳もこの一味に加わっていたことを曹操に知られ、逆賊として討伐される身...

日本の猫カレンダー 2009 (2009)



¥ 1,260 通常24時間以内に発送
★★★★★

日本の猫カレンダー 200...
岩合光昭さんの写真は、日本猫もやはりいいですね。 とってもほのぼのとして温かく落ち着きます。 いま、家には13個の猫関係カレンダーがあります。 そのカレンダーの中でも、家族や来客には、「日本の猫 岩合光昭」がいちばん評判が良かったです。 猫の写真が味わい深いうえに、カレンダーの文字(たま)が太くて読みやすい、年中行事や陰暦月暦情報が載っているところにも、うちの両親は喜んでいました。 昔ながらの日本の猫は、日本の家になじんでいます。 だから、日本の猫のカレンダーは、安心感がある。 猫を見て、ほっとしたい人にお勧め。 猫を取らせたら、この人の右に出る人は数少ないといわれている岩合氏の写真だから安心できる面もあるかも。

三国志〈4〉 (吉川英治歴史時代文庫)


吉川英治
¥ 798 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志〈4〉 (吉川英治歴...
曹操は北方の袁紹を破り領土を一気に拡大。 その一方で劉備は有名な三顧の礼をもって遂に孔明を迎え入れます。 徐庶から孔明の名を聞きついに出会い軍師に迎え入れるまでのくだりはついつい時間を忘れ、夜を明かして読んでしまいました。 いよいよ孔明ひきいる劉備軍の快進撃が始まり、読み出したらとまらないおもしろさが加速していくのは間違いありません!「江東の小覇王」孫策が若くして病に倒れ、さらに若い弟の孫権が呉を引き継ぐ。中原に目を転じると、曹操が河北の袁紹を遂に滅ぼし、中華制覇の野望をその視野に入れる。劉備は国力、兵力ともに相変わらず微小で、天下から程遠い位置にありながらも、「三顧の礼」をもって、諸葛亮を軍師に迎え入れることに成功する。いよいよ、「三国志」の型が形成され始め、物語は佳境へ突入していきます。 この第四巻には、そうした歴史の激動とともに、この物語のターニングポイントとなる幾つかの印象的な邂逅と別離が描かれています。曹操と関羽の覇陵橋での別れ、曹操の姦計による劉備と徐庶の別れ、そして言わずもがなの「三顧の礼」。この中でもとりわけ、曹操と関羽の別離の様は、詩的といえるほどに美しく、息を呑み...

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)


安西水丸
¥ 735 通常24時間以内に発送
★★★★★

がたん ごとん がたん ご...
各ページの言葉が短くて(「がたんごとん がたんごとん」ぐらい)、リズムも良いので、 6ヶ月の息子に読み聞かせるのにちょうど良いです。 色もシンプルではっきりしているので、息子もおもしろそうに見ています。 長く使えそうな絵本です。 小さな電車が次々と物や動物を終点まで乗せてゆきます。ほとんど「がたんごとん」「のせてくださーい」の繰り返しで、たいがい子供はこのような繰り返しが大好きです。哺乳瓶やスプーン、バナナや猫など身近なものばかりなので、早くから指差して呼んでいます。 1歳過ぎても我が子の反応はイマイチですが、気に入ってはいるようです。普通の紙なので1歳未満の子の扱いには要注意です。5歳の息子が最初のがたんごとんは軽く早く、荷物?が増えるごとに重くゆっくりに読むと言う事を私に指摘してました。シンプルでかわいく、短いので私も子供達もあまり飽きず読めるので良いと思います。評判の良さに惹かれて購入しました。2ヵ月の子供はじーっと見ていました。現在6ヵ月ですが、少し飽きてきたので☆4つです。この本の良さは、文章のテンポがよいので言葉が分からない赤ちゃんでもリズムを楽しめるところではないでし...

三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫)


吉川英治
¥ 798 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志〈5〉 (吉川英治歴...
強大になった魏の曹操軍が呉をうちにゆく赤壁の戦いの巻。 孔明の弁により魏と全面対決することとなった呉の周瑜は火計を用いて魏軍を粉砕するもののその後孔明の才を恐れて多くの策を弄します。 ギリギリまで追いつめられた状況で全力をもってこれを克服した呉ではありますが、大勝ののちは余計なことをして空回りの連続です。 結局空回りする周瑜は孔明に翻弄されるのみで最後はこの世を去るはめに。 実生活に照らし合わせてみると、呉の行動には多く学ぶべきところがあるような気がしました。 世に名高い「赤壁の戦い」が最大の見所。若き二人の知将、孔明と周瑜が、曹操のお株を奪う見事な計略をもって大勝利を飾り、魏一強時代の終焉を高らかに世に示します。ただ、この戦いを見るにあたって、戦術面だけに着眼するのは、もったいない。戦いの裏で進行する「政治的な戦い」もまた、さながら戦場のごとき熱を帯び、注目に値します。 魏と対峙して、がっちり手を結んでいるかに見える劉備と孫権。が、それぞれの看板軍師、孔明と周瑜は、お互いの大義と実利を絡ませあいながら、早くも「赤壁後」まで見据えて、丁々発止の「知の戦い」を水面下に繰り広げます。敵か...

三国志 (6) (吉川英治歴史時代文庫 (38))


吉川英治
¥ 798 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志 (6) (吉川英治...
軍師孔明の指揮のもと、劉備玄徳の軍が快進撃。 後で振り返ればこの巻の後半が劉備軍の最盛期であることがわかります。 曹操に老いが見られる中、「蜀」が主役として台頭します。 とにか痛快で、読みだすと止まりません。赤壁の戦いで死地を切り抜けて以降、時流を得た劉備が、蜀を興すまでに一気に台頭します。元々から、武将だけを見れば、魏をも凌ごうかというオールスター軍団。国土と兵力という確固たる基盤を得てからは、それまでの連敗街道が嘘のような、破竹の快進撃を見せます。 翻って曹操の凋落振りは目に余るほど。国力こそは依然三国最強でありながら、自身の指導力には明らかな陰りが見え始めます。分けても、「王佐の才」と謳われた名軍師荀イクを自害に追い込んだのは、完全な致命傷。激情した時も、自信を失いかけた時も、曹操が判断を誤らずにいられたのは、ひとえに彼の忌憚ない諫言があったからこそ。有能な重臣をフル活用することでのし上がった曹操も、いつしか袁紹などと同レベルまでに将の器を落としてしまいます。劉備に形勢逆転されるのも至極当然の流れと言えるでしょう。 物語そのものは、やや中弛みの感があります。馬超と許楮の一騎打ち...

三国志〈7〉(吉川英治歴史時代文庫)


吉川英治
¥ 798 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志〈7〉(吉川英治歴史...
7巻は、関羽、張飛、玄徳とあの桃園の誓いが終焉を向かえる。 あの呂布・曹操・袁紹などとの攻防が懐かしい。 この巻は、かなり中身の濃い内容で読みごたえあり。 劉備は史上最高の軍容と領地手に入れたが、桃園の契りを結んだ関羽が呉に討ち取られ、さらに張飛までが、味方に寝首をかかれるという悲劇が・・・ 関羽の仇をうつため孔明を連れずに呉をうちに出向いた玄徳は大敗の上に病に没する。 蜀の国にとっては斜陽の道の始まりですが、これを境に主役は完全に孔明となり、孔明を取り巻く歴史の無常を感じながら一気に読みすすんでしまいます。三国志演戯における主人公格である、劉備、関羽、張飛の桃園の三兄弟、さらには敵役の曹操までもが、相次いでその激動の生涯を閉じます。スポットライトは、蜀の大軍師諸葛亮と、遂にその姿を見せ始めた魏の将軍司馬懿のライバル対決へと移行し始め、それはすなわち、この長き物語が「終わりの始まり」を迎えたことを意味します。 ハイライトは蜀と呉の決戦「夷陵の戦い」。劉備は、重臣の言に耳を貸さず、敵将を若輩と侮った末、一夜にして大軍勢を炎の中に失う。その様は、かの「赤壁の戦い」の焼き直しを見ているかの...

三国志 (8) (吉川英治歴史時代文庫 (40))


吉川英治
¥ 798 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志 (8) (吉川英治...
第8巻は、玄徳亡きあと孔明が主人公。またかつての三国志の英雄たちもなきあと、司馬仲達との戦いが続く。孔明の一つ一つの策が、現代のビジネスや人生観につながる。 まさに格言に近いと思います。三顧の礼から、天下三分の計〜、関羽、張飛、超雲らの優秀なプレーヤーとエース玄徳を盛上げる名参謀。まさにいろんな場面で「孔明ならどうしたか?」と考えてしまうケースもあるでしょう。 三国志という物語を超えてしまった感がありますが、最後まで主を想い、国を想う彼の一途な 「志」は今の時代に必要な「気概」だと思うのは自分だけでしょうか。また吉川三国志を読む機会を持ちたい。孔明が死ぬまで中原征服に向けてまい進しついにこれを果たせず死んでいく巻。 原書のひとつである三国志演義では司馬氏率いる晋に三国が統一されるまでを記述しているが、吉川英治の三国志は孔明の死とともに物語が終わっている。 孔明ほどの天才軍師でも中原征服をなしえなかったことに非常な残念さを感じつつ物語が終わってしまうが、篇外余禄に孔明の人となり、その後の歴史が記載されている。 この中で、「諸葛菜」は孔明のひととなりについて著者が考察を行っており、非常に...

闇の子供たち (幻冬舎文庫)


梁石日
¥ 720 通常24時間以内に発送
★★★★

闇の子供たち (幻冬舎文庫)
フィクションである、という前提のもとに読みました。 それでも幼児売春や臓器売買のあまりにの凄惨な描写に気分が悪くなりました。現実にこういうことはあるのだろうと思うと何度も目を背けたくなるような物語でした。 結論から述べると私にはキツイ本でした。そういった現実は確かに聞き及んではいるけれど、これほど鮮明にリアルに知らなくてもよかった。知ってるだけじゃどうしようもない。 所詮私は日本という豊かな国に住んで、明日の食べ物に困ることもなく自分の意思とは裏腹に売春をされられた経験もなくのほほんと生きている。読んでいる間、読み終わったわずかな間、貧しい国の子供たちのことを想うことはありますが、しばらくすれば日々の生活の中で忘れてしまいます。大半の人がそうだと思います。そしてそれを誰も責めることもできません。 そこに焼け付くようなジレンマがあります。 こんな自分がこの本を読んで、一時の感情に心を痛めるのは無責任すぎるように思えて何も考えたくありません。考えることが無意味とは思いませんが、この本を読んでこういう実態があると知って、なお、何もできない自分に直面するのが怖いからです。自分は自分が一番...